「分かりました。じゃあ明後日伺いますね」

『本当かい!? 有り難う!』


 大袈裟なほどの喜びの声に、クスッと翔子先輩に聞こえないように笑ってしまう。



 その後は詳しい時間や場所を教えてもらって電話を切った。


 すぐに流依に電話をかけようとしたけど思いとどまる。



 時間遅いし……メールにしておこうかな。



 そう思い立ち、メール機能を開く。

 事の詳細を一通り打ち、送信。


 しばらくして流依も行けるという内容のメールが届いた。


「良かった、一人だとやっぱり不安だしね」

 呟いて安心する。