今なら……きっと――。
バタン!
「小都子、大丈夫か!?」
突然ドアが勢い良く開き、流依が血相を変えて飛び込んできた。
「さっきあの保健医がいたのを見た。ここに来たのか? お前何かされてないか!?」
わたしのもとに小走りで近寄りながらまくし立てる。
最後の方はさっきの呉羽先生みたいに、ソファーの背もたれにわたしを挟むように両手をついていた。
そんな流依に一瞬怯んだけど、すぐに微笑みを向ける。
「大丈夫よ、流依。何かされたかと聞かれれば、手当てしてくれたくらいだし」
「手当て?」
そう呟き、わたしの右足を見る流依。
今気付いたみたいだ。



