聖花学園~花よ咲き誇れ~2

 

 今なら……きっと――。



 バタン!

「小都子、大丈夫か!?」


 突然ドアが勢い良く開き、流依が血相を変えて飛び込んできた。


「さっきあの保健医がいたのを見た。ここに来たのか? お前何かされてないか!?」

 わたしのもとに小走りで近寄りながらまくし立てる。

 最後の方はさっきの呉羽先生みたいに、ソファーの背もたれにわたしを挟むように両手をついていた。


 そんな流依に一瞬怯んだけど、すぐに微笑みを向ける。


「大丈夫よ、流依。何かされたかと聞かれれば、手当てしてくれたくらいだし」

「手当て?」

 そう呟き、わたしの右足を見る流依。


 今気付いたみたいだ。