聖花学園~花よ咲き誇れ~2


「整えられていない環境でも強く美しく咲く野性花のように、凛と佇むお前に惹かれた……」

 呉羽先生はさらにわたしに近付き、わたしの体を挟むようにソファーの背もたれに手をつく。


 わたしは、呉羽先生の突然の態度に戸惑う。

 やっていることは同じなのに、その声とその表情はいつもとは全く違う。


 俺様なところはあるけど、その雰囲気はいつもよりかなり優しく感じた。



 呉羽先生はわたしの視線を真っ直ぐに捕らえ、口を開く。


「小都子……お前が好きだ……」

「っっっ!!??」


 その瞬間、わたしは目を見開き息を止めた。

 とにかく驚いて、そのままの状態で固まる。


 すると呉羽先生はそのままわたしに顔を近づけてきた。