「整えられていない環境でも強く美しく咲く野性花のように、凛と佇むお前に惹かれた……」
呉羽先生はさらにわたしに近付き、わたしの体を挟むようにソファーの背もたれに手をつく。
わたしは、呉羽先生の突然の態度に戸惑う。
やっていることは同じなのに、その声とその表情はいつもとは全く違う。
俺様なところはあるけど、その雰囲気はいつもよりかなり優しく感じた。
呉羽先生はわたしの視線を真っ直ぐに捕らえ、口を開く。
「小都子……お前が好きだ……」
「っっっ!!??」
その瞬間、わたしは目を見開き息を止めた。
とにかく驚いて、そのままの状態で固まる。
すると呉羽先生はそのままわたしに顔を近づけてきた。



