聖花学園~花よ咲き誇れ~2


 そうだ。

 わたしを脅して……。

 それだけでは飽き足らず、流依を停学にまでしようと企んだ。


 少しくらいいいところを見たからって、許せるようなことじゃない。


 だからわたしは改めて呉羽先生に警戒心を持つことにした。



「……これでいい」

 治療が終り、そう呟いた呉羽先生はゆっくりと立ち上がる。

 わたしは、ソファーに座ったまま下から先生を睨みつつ、一応お礼を言った。


「……有り難う御座いました」

「フッ、礼を言われてるとは思えない言い方だな?」


「……わたしに用って何なんですか?」

 呉羽先生の疑問には答えず、わたしは本題を促した。