聖花学園~花よ咲き誇れ~2

「本当、申し訳ないなぁ……」


 流依にも、先輩達にも、学園長にも。


 でも、流依と二人きりになれて嬉しいと感じてる自分がいる。


 抑えのきかない想い。


 本当、恋って厄介なシロモノ。



 でも、嫌ではないのよね……。


 何もかもが幸せに思える温かさ。

 それに浸っていると、リビングのドアが開く音が聞こえた。


 流依が救急箱を持って戻ってきたんだろう。


 そう思って視線を向けた瞬間、わたしは固まる。


 だって、そこにはいるはずのない人がいたから。




 呉羽先生……――。