聖花学園~花よ咲き誇れ~2

 

 何考えたか、なんて……。

 言えるわけないでしょう!?


 それでも何か言い訳をと思って口をパクパクさせていると、流依は「しまった」と呟きながら真剣な表情になった。


「こんなことしてる場合じゃなかったな。早く手当てしないと」

 そう言うと、流依はわたしに「掴まってろよ?」とだけ言って歩き出した。


 結局、降ろしてはもらえないみたい。


 わたしは仕方なく流依にしがみつく。

 水に濡れて冷たかったはずなのに、流依と密着した体はもう熱くなっていた。


 普段女装をしていても、やっぱり流依は男。

 わたしを抱き上げる腕はしっかりとした筋肉がついている。


 どうしたって意識してしまう。


 流依のいい匂いに包まれて、わたしはまたもや流依への思いを再確認することになった。