「さ、ついたよ。ここが今日から3日間お世話になるコテージだ」

 皆を乗せた車を停めると、学園長が言った。



 相談した結果、日程は八月の頭に決定した。

 二泊三日、このコテージで皆と泊まることになる。



「じゃあまずは部屋に荷物置いてこよう!」

 何故かフラワーの面々以上に浮き足立っている学園長が、自分の荷物を抱えながらコテージの中へと入って行った。


 皆そんな学園長を見て苦笑しながら、自分の荷物を持って中に入る。



 コテージの中は思っていたより広くて、居心地が良さそうだった。


 わたしにあてがわれた部屋は比較的狭かったけど、女一人なんだから仕方ない。

 他の部屋は全部二人部屋だし。


 誰かと同じ部屋になるわけにはいかないからね。