聖花学園~花よ咲き誇れ~2




「っはあぁ~……」


 保健室のドアを閉めると同時に、わたしは盛大に息を吐いた。



 き、緊張したぁー……。



 何とか無事乗り越えられて良かった。


 流石に力尽くで来られていたら一人では対処出来なかったけど、そうはならなかったから本当に良かった。


 この様子なら、少なくともしばらくはこれで乗り切ることが出来そうだ。


「小都子、大丈夫だったか!?」

「何か嫌なことされなかったか?」


 ドアを閉じたと同時に近付いてきた流依と優姫先輩。

 二人とも本気で心配そうな顔をしている。