その叫びで流依さんがわたしに気付いた。

「っ! お前……!」

 驚いた流依さんは、叫んだままの状態のわたしを部屋の中に引き込み、ドアを閉めて鍵を掛けた。


「……見たな?」
 そう聞いてくる流依さん。

 でもわたしは驚きと、この状況で何をされるかの恐怖で何も言えなかった。



 そのまま黙っていたら、上半身裸のままの流依さんが近づいてきた。
 目の前に立った流依さんはわたしに手を伸ばす。

 顎を持ち上げられ、わたしは反射的にビクッと肩を震わせた。

 そんなわたしに気付かず、流依さんはこんな事を言った。