聖花学園~花よ咲き誇れ~

「はぁ……予想はしてたけど、やっぱりそんなに甘くはなかったか……」

 ため息と共に呟きながら歩く。

 まさか逆らうわけにもいかず、素直に着替えるために部屋へ行くが、納得しきれていないためため息が絶えない。



「小都子」


 丁度部屋の前辺りに来たとき、後ろから呼ばれた。

 流依さんだ。


 何も言わずに振り返ると、流依さんが目の前で止まった。


「お前に言っておく事があってな」

「何ですか?」

「まずその敬語を止めろ。学年は同じなんだぞ? 『さん』もいらない」


 上から見下ろされ、迫力に飲まれる。

「は、はい……じゃなくて、分かった」