流依さんは、皆といるときはあまり喋らない。 なのにわたしと二人だけになると、何故か結構話す。 しかも何だかちょっと『俺様』気味に……。 大体ファーストキス奪っておいて、平然としているのがちょっとムカつく。 あんたにとってはどーってこと無い事だったの!? ってな気分。 今わたしを待っている間、椅子に座って雑誌のページをパラリとめくる姿が様になってて格好いい……。 そのクールな格好良さが何だかまた更にムカついてくる。