聖花学園~花よ咲き誇れ~

「……男子を……誘惑してるって……」


 もちろん、そんなことして無い。

 大体、そのころ男子になんて興味なかった……。


「誰々くんが好きっていってただとか、友達の好きな子取ったとか……わたし、そんなことして無いのに……仲の、良かった子までっ……わたしのこと悪く言い出してっ……」

 わたしは、そのときの気持ちを思い出してしまって泣いてしまった。


「お、おい。小都子……!? ちょっと、出よう」

 いきなり泣いてしまったわたしに、流依はそう提案した。


 このままここにいると注目を浴びてしまう……っていうかもう浴びかけてる。


 流依に迷惑かけたかったわけじゃないから、わたしは流依の提案に同意した。