聖花学園~花よ咲き誇れ~

「親同士が決めたって言っても、本当に結婚するかどうかは本人達の意思で決めましょうってことになってるから!」


「……まあ、それならまだマシだけど……」

 わたしは渋々ながらも落ち着いた。



「とにかく、そのお得意様が貴方の16歳の誕生日を一緒に祝いたいって言って下さって、その息子さんも一緒に来るのよ。とりあえず、会うだけは会って頂戴!」

 一生のお願いとばかりに頼み込まれる。


「その人はお父さんもお世話になってる人なんだ。おおらかな人だから婚約は断っても怒らないだろうけど、会うだけは会ってくれ」

 お父さんにまで頼み込まれた。



「う~……分かったわよ!! でも会うだけだからね!!」

 わたしは仕方なく承諾した。