聖花学園~花よ咲き誇れ~

「あ、あの……別に誕生日プレゼントだとか、いりませんよ?」

 そう言うと皆一斉にわたしの方を見た。


 こっ怖いって!!


「だって、頂いてもちゃんとお返しできるか分かりませんし……」

 そう理由を述べると、寿先輩が近付いてきてわたしの手を取った。


 少し離れたところで優姫先輩が「抜け駆けだぞ!?」と非難していた。



 でも寿先輩は全く気にせず言う。

「貴方はお返しだとか考えなくていいんですよ。私達が差し上げたいだけですから……」

 そしてニッコリと微笑まれる。


 寿先輩に微笑まれると、何だかいつも反論出来なくなる。



 でも。

「でもこればっかりは……そういうわけにもいきません……」