聖花学園~花よ咲き誇れ~




「小都子……誕生日、なんだ……?」


 動きと共に物音も消えた食堂内で、和子先輩の声が響く。



「は、はい……そうですけど……」

 わたしは皆の反応に怯みつつも、そう返事をした。




『もっと早く言って!!』

 学園長を含め、全員の声が揃う。


「えぇ!?」



「今からじゃあろくな誕生日プレゼント買えないじゃないか!?」

「ネックレス? 指輪……でもサイズが分からない……何か短期間で確実に用意できるもの……」

「花……あとは……ケーキ?」

「ケーキなら私が作るから!!」

「ってか学園長! あんた誕生日くらい把握しとけよ!」


 皆の声が入り混じる。

 何だか圧倒される気分だ。