聖花学園~花よ咲き誇れ~

 よく見ると、流依の耳が赤い。

 もしかしてと思って下から覗き見ると、案の定流依の顔は真っ赤だった。



「……流依、恥ずかしがってるの……?」

 信じられない気持ちで聞いたら、流依は少しだけ顔を上げわたしを見て言った。


「あっ……たりまえ、だろっ。ちゃんとした謝罪なんて、したことないんだ……」

 相当恥ずかしいのか、説明する声も囁き程度だった。



 わたしはそんな流依に呆気に取られ、そして可笑しくなってきた。


「っぷっ……ふふ、あははは!」

 何でだろう、そこまで可笑しいわけじゃないのに、わたしは声を上げて笑ってしまう。


 何故だかちょっと涙まで出てきた。