聖花学園~花よ咲き誇れ~

 わたしは涙を溜めたままの目で流依を睨む。


「わたしから、離れて!」


 強く言うと、流依は何か言いたそうな表情をしつつも離れていった。

 とはいえ、ゴンドラの中だから反対側に座っただけ。


 わたしはそれ以上近付いてこないように流依を睨み続けた。


 流依はいたたまれないといった感じでわたしから視線を逸らす。




 そのままの状態で、ゴンドラはゆっくり下りていく。





 下について、係の人がドアを開けてくれた瞬間、わたしは飛び出すようにゴンドラを降りた。

 流依の方を一度も振り返ることは無く、由宇花さん達のもとへ行く。