聖花学園~花よ咲き誇れ~

 でもその当惑は、すぐに怒りにかき消された。


 信頼していたのに……。

 裏切られた――。


 そんな気分。




「……あ……小都子……?」

 流依がまだ呆然としながらわたしの名前を呼ぶ。


 差し出された手を……わたしは思い切り振り払った。



「……触らないで……」


 流依は、何が起こったのか分からないといった感じで目を見開いている。



「近づかないで」