聖花学園~花よ咲き誇れ~

 弱々しく拒絶の言葉を紡ぐと、流依の低音ボイスが耳に直接届く。



「言っただろう? 覚えてろって……お前は、俺のものだ」


 言い終えると、流依の唇はわたしの首筋を伝って鎖骨の辺りにたどり着く。




「やぁ……」

 強く吸われて、チリッとした小さな痛みが走る。


「やだぁ!!」


 純粋な男に対する恐怖。

 わたしは、今の流依にそれを感じていた。



 叫びながら身じろぎしても流依は離してくれない。