聖花学園~花よ咲き誇れ~

「え? うん……だからそう言って――!?」

 わたしの言葉は、最後まで口から出ては来なかった。



 抵抗するヒマも無く、唇が塞がれる。


 両腕も掴まれ、動けない。


 座っている状態だから、逃げ場も無い。



「んんぅ!?」

 言葉は出せないから、代わりに呻いて抗議する。



 でも、流依はそんなわたしのわずかな抵抗も押さえつけるかのように舌を入れてこようとした。


 わたしは断固として唇を開かない。



 強引なキスはゴールデンウィークのときと同じ。


 あの時のように、いいように扱われたくない。