聖花学園~花よ咲き誇れ~

 その自然な流れに、わたしはいつかのときと同じように動けなかった。


 ただ、目を見開いて和子先輩の唇の感触を感じるだけ。



 触れるだけのキスは、わたしが正気を取り戻す前に終了した。


 離れていった和子先輩は、ニッコリと幸せそうな笑顔になる。



 その可愛さに。

 その美しさに。

 わたしは怒る気もなくした。



「……何で、こんなことするんですか?」

 怒る代わりに静かに聞いてみると、和子先輩は当然のように答えた。