聖花学園~花よ咲き誇れ~

 そんな感じで、ちょっとでもオシャレしようものなら、全部失敗に終わる。



 なのに流依さんは言葉を訂正しようともしない。

「俺が世辞なんか言うか」


 そう言った流依さんは、腕を伸ばしてわたしの髪に触れた。


「枝毛できてるな……美容院で一度ちゃんと切ってもらえ。あと、ストレートパーマもかけたほうがいいな」


 何でか知らないが、いきなり分析された。

 それを皮切りに、先輩方もわたしに近づいてきた。


 翔子先輩は同じように髪に触れる。

「あー、これはシャンプーも合ってないね。駄目だよ? どんなに良いって言われてる物でも自分に合ったもの使わないと」