聖花学園~花よ咲き誇れ~

 由宇花さんが落ち着いた後も、変に気まずくて皆何も言えないでいた。

 すると学園長が助け舟のように話をし始めた。


「ユウちゃん三ヶ月ぶりに会うけど、本当に変わってないね。……髪の色以外」


 最後の方の口調が少し不機嫌気味になる学園長。


「あーやっぱり言った。言うと思ってたんですよ。学園長黒髪好きだから」

「何で脱色したりするんだい!? 大和撫子はやっぱり黒髪が一番だよ! 黒髪LOVE!」


 わたしは、黒髪を力説する学園長に引く。

 さり気にガッツポーズまでしているところなんか、もうアレだ。

 末期だ。

 救いようが無い。


「脱色したくもなりますよ。在学中は学園長の所為でずっと黒髪だったんですから」


 ん?

 由宇花さんの言葉にちょっと疑問を抱いた。



 在学中黒髪なのは校則だからじゃないの?

 それを学園長の所為って……?