「つまるところこういう同人誌は、フラワー様方と自分を重ねたアイリス様との恋愛を疑似体験するためにあるんです」 またはじめの子が言い。 「主人公視点の小説で、主人公になったつもりで読むのと同じ感じですわ」 そして別の子が付け加えた。 「ふーん」 ああ、やっと納得。 良かった。 別に本当にわたしと他のフラワーの方との恋愛を望んでいるわけじゃないのね……。 「でも、それとは別に……。アイリス様!」 「え? はい!?」 突然一人に勢い良く呼ばれた。