いくらなんでも暴動は言いすぎじゃあ……。


 でも、それにしたって……。



「文芸部って、こういうの作るところでしたっけ?」


 何か、違う気がする。


「そうだね。本当は違うらしいけど、ここではそうなんだ」




 ああ、まさかとは思っていたけど……。



 やっぱり一筋縄ではいかない、この学園。



 どうしよう、なんだかまだまだ出てきそうな気がする。


 これ、もう開き直るしかないのかなぁ……?





 ふと、そろそろ予鈴がなる頃だと気付いた。

「あの、翔子先輩。そろそろ時間ですし、本当に離して下さい」

「え~もうそんな時間?」

 また子供のように不満の声を出す翔子先輩。