小都子さんは可愛い。


 外見美人なのに、中身は普通の女の子で……。

 そのギャップがまた可愛らしく思わせる。




「好き、なんでしょうか」

 女として……。


 トイレから出てそう口にした。


「寿……」

「っ!?」


 驚いた、何処から湧いて出てきたんだろう。


 私のすぐ側に和がいた。

「寿……小都子の部屋に……行ったの?」


 何で知っているんでしょう……?

「ええ、行きましたよ?」


 不思議に思いながらも、正直に返事をした。

 別にやましいことはしていない。