聖花学園~花よ咲き誇れ~

 理由は分からないが、先生方は授与式には立ち会っていないようだった。

 もしかすると流依達が何か根回ししたのかもしれない。


 先生方を探している間も理沙先輩方への罵倒は続いている。


 わたしがその状況を戸惑いの目で見ていると、いつの間に来たのか、背後に翔子先輩が立っていた。

「彼女達にはバケツ一杯のミミズと、水をかぶってもらったよ」

 わたしの横に移動しながら翔子先輩が説明した。


 ダジャレ?


 ちょっと突っ込みたくなったが、今はそんなことしている場合ではない。

「かぶって? わたしはそこまでされてませんよ!?」

 そうだ。水はともかく、ミミズは下駄箱に数匹入れられただけだった。