聖花学園~花よ咲き誇れ~

 落ち着いた曲が流れ、わたしはゆっくりと全校生徒の中を歩く。

 緊張していたけれど、どこか安心していた。

 それはきっと、流依が手を引いてくれているから……。


 やっぱり昨日からなんだかちょっとおかしい。
 流依が頼もしく思える。


 嫌っていたはずなのに、今では信頼に近い感情を抱いていた。




 ステージに上がり、向かって右側に用意されていた椅子に一端座る。

 流依がわたしから離れて、寿先輩からマイクを受け取った。


 ここからの司会は流依がやるのかな?


 わたしは普通にそう思った。
 でも、次の流依の言葉はわたしの予想とは違っていた。