聖花学園~花よ咲き誇れ~

 料理も上手で何故か寮母のような事をしている学園長。
 女の子を着飾らせるのも手馴れてて……彼の謎は深まるばかりだった。



「よし、こんなものだろう!」

 満足げに学園長が言うと、丁度流依が部屋に入ってきた。


「学園長、小都子の準備は……できて……」

 近づいてきた流依は、わたしと向き合うと止まってしまった。

「?」

 じっとわたしを見て固まっている流依に、わたしは少し小首を傾げた。

「準備なら出来てるよ。流依、サトちゃんに見惚れてないで早く体育館に連れて行きなさい」

 そう言った学園長に肩を揺すられた流依は、弾かれたようにはっとし、わたしに手を差し伸べた。