聖花学園~花よ咲き誇れ~

「小都子にこんなことをして……。ただで済むと思わないでくださいね?」

 冷笑を浮かべながら一歩近づく流依。


「う……理沙、い、行こう……!」

 わたしの左にいた先輩が、美人さん改め理沙先輩に駆け寄って言った。
 右にいた先輩もつられるように理沙先輩に近づく。

 理沙先輩はそんな二人に促され、青い顔で逃げていった。


 わたしはその後姿を見送りながら、やっと自由になった腕で胸元を掴み隠した。



 ……流依の視線が痛い。

 先輩達がいなくなったため、今度はわたしに怒りが向けられたようだ。


「何か、言いたい事は?」