聖花学園~花よ咲き誇れ~

「……あれ? ……小都子……?」
 聞き覚えのある声がした。

 声の方を見ると、和子先輩がこっちに向かってくるところだった。


「あ、和子先輩……」

「どう、したの……? ……こんなところで……」

「わたしは先生に頼まれて、資料室に教材を返しに行く所です。和子先輩こそどうしたんですか?」

「……僕? ……僕は…………」
 そう言って少し考え込む和子先輩。


「……僕は、迷った……」


 …………へ?

 えーと、考えた末の答えがソレですか?


 なんと言うか和子先輩は、とぉーーーーーーーってもマイペースな人だ。
 今更だけど、改めて思った。