聖花学園~花よ咲き誇れ~

「お、重い……」

 わたしは、また世界史の先生に教材を資料室に返してくれと頼まれてしまった。

 前回資料室から帰る途中で迷った所為でとんでもないことになったから、今回は道をちゃんと覚えなおした。
 でも、今回はその教材自体が重くて辛い。


「まったく、先生も他に生徒がいるうちに言ってくれれば良いのに……」
 わたしは周りに人がいなかったから、地のままで愚痴った。



 次の授業が移動教室だったため、教室にわたし以外の生徒がいなかったのだ。


 こんなことならノート頑張って書いてないで、皆と一緒にさっさと移動してれば良かった……。


 思うが、今更後悔しても遅い。


 うぅ~先生のドアホ~!!

 わたしのやり場のない怒りはすべて世界史の先生に向けてやる。