「表があれば裏があるでしょ…?でも表と裏は合致することはないよね…。人間でも表皮、つまりからだと内部、つまりは心が物質として一体になることは出来ないよね…。物質としての合致は出来ない…。でもどっちも自分…。体が矛で心が盾なんかも知れない…。でもどっちも、自分を破壊できるよね。体も心もぶつかれば破壊されるよね…。矛と盾は神様の商品だったのかもしれないよ…。」「…」兵藤はもとの兵藤の表情のまま無言でベッドの下から一冊のノートを取り出した。そしてそれを自分で読んだ。