☆
「おい…裕、起きろ」
裕一郎は河村に掛け布団を剥がされ、肩を叩かれる。
「…ん…もう朝…?」
時計を見ると9時を過ぎていた。
目覚めは悪くない方なのだが、今日は睡眠時間が少なかったせいか、疲れがとれず体が重い。
それに比べ、目の前で新聞を読みながらコーヒーを飲んでいる久司が、普段と全く変わりないのはなぜか。
既にネクタイを締めた、いつもながらの格好をしている。
(いつ寝てるんだろ…やっぱ、オレのいない間に昼寝して睡眠時間補ってんのかな…?)
眠たい目を擦りながら起きると、
「早いね」
彼に一声掛けて、裕一郎はボーッとした表情で洗面所に向かった。
河村が入れたコーヒーは、ほとんど口をつけられていない状態のまま冷めてしまっている。
裕一郎を起こしてから30分が経過していた。
「お前、起きてるか?」
「うん…たぶん…」
出かける用意は出来たものの、クッションを抱きしめてひじ掛けに頭を乗せるというだらしない様子に河村は苦笑する。
いつもは弱い所を見せまいとしている裕一郎の、こんな姿は珍しい。
まぁ、朝は駅で倒れ、夜は霊に襲われて、挙句が事務所のソファーで睡眠をとった所で疲れが取れるとは思っていないが…。
「どうする、今日は止めて明日にしてもいいぞ」
早めに部屋も片付けないと、裕一郎は今日もここで寝る羽目になる。
「行くよ。でも後10分だけ、休ませて…」
そう言うと、ゆっくりと目を閉じて寝息を立て出した。
「仕方ない、先に裕の部屋を掃除しておくか」
河村は立ち上がると、彼の部屋に向かった。
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「おい…裕、起きろ」
裕一郎は河村に掛け布団を剥がされ、肩を叩かれる。
「…ん…もう朝…?」
時計を見ると9時を過ぎていた。
目覚めは悪くない方なのだが、今日は睡眠時間が少なかったせいか、疲れがとれず体が重い。
それに比べ、目の前で新聞を読みながらコーヒーを飲んでいる久司が、普段と全く変わりないのはなぜか。
既にネクタイを締めた、いつもながらの格好をしている。
(いつ寝てるんだろ…やっぱ、オレのいない間に昼寝して睡眠時間補ってんのかな…?)
眠たい目を擦りながら起きると、
「早いね」
彼に一声掛けて、裕一郎はボーッとした表情で洗面所に向かった。
河村が入れたコーヒーは、ほとんど口をつけられていない状態のまま冷めてしまっている。
裕一郎を起こしてから30分が経過していた。
「お前、起きてるか?」
「うん…たぶん…」
出かける用意は出来たものの、クッションを抱きしめてひじ掛けに頭を乗せるというだらしない様子に河村は苦笑する。
いつもは弱い所を見せまいとしている裕一郎の、こんな姿は珍しい。
まぁ、朝は駅で倒れ、夜は霊に襲われて、挙句が事務所のソファーで睡眠をとった所で疲れが取れるとは思っていないが…。
「どうする、今日は止めて明日にしてもいいぞ」
早めに部屋も片付けないと、裕一郎は今日もここで寝る羽目になる。
「行くよ。でも後10分だけ、休ませて…」
そう言うと、ゆっくりと目を閉じて寝息を立て出した。
「仕方ない、先に裕の部屋を掃除しておくか」
河村は立ち上がると、彼の部屋に向かった。
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