「しかもそれ、ハンドメイドだぞ。こんな凄い指輪を簡単にプレゼントできてしまう贈り主って、どこの誰だろうな」
「手作り!?うわーっ、ますますこんなもの貰えないよっ。双瀬さん、外して…怖くてこんなもの受け取れない!!」
裕一郎はジタバタと慌てふためいた。
「いいじゃねーの、くれるっていうんなら貰っとけば。よく出来た指輪だし、なかなか似合ってるぞ」
「そんな問題じゃない。学校にこんなものして行ける訳ないよ!!」
「って言われても、俺には外せないし…気になるんだったら、包帯でも巻いていくしかねーだろうなぁ」
「えーっ、余計目立つよ。久司…」
困り果てて縋るような目を向けたが、彼もまた小さく笑っただけだった。
.


