「君は何でも自分の中に取り入れようとする…周りに心配ばかりかけて、悪い子だね」
小さく呟いてタメ息をついた。
その時、
「すみませーん」
啓太がペットボトルを片手に、息を切らして走ってきた。
「ご苦労様。彼、だいぶ落ち着いたみたいだから、目を覚ましたらそれ飲ませてあげて。僕はもう行かないと」
「あ、ありがとうございました」
彼は去っていく後姿にぺこりとお辞儀をすると、ベンチの空いているスペースに腰を下ろす。
「とりあえず河村さんに電話しとかないとね」
啓太は内ポケットから携帯を取り出した。
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