「朝陽くん、今日の放課後、ちょっと生徒会室まで手伝いに来てくれない?」
次の日の昼休み。またしても4組の教室の入り口に、あの綺麗な秋元先輩が姿を現した。
先輩の手には、学園祭の大きなパンフレットの束。ひなたくんは「あ、はい! すぐ行きます」と爽やかに立ち上がると、先輩の荷物をすっと持って、2人で並んで廊下を歩いていく。
「やっぱり、あの2人って付き合ってるのかなぁ」
「学園祭の実行委員も一緒だし、お似合いすぎて誰も入れないよね」
クラスの女の子たちのコソコソ話が、いやでも耳に入ってくる。
お祭りの指輪を首から下げて「りあだけ」って言ってくれた放課後のひなたくんと、学校で完璧な王子様として秋元先輩の隣にいるひなたくん。
(私とひなたくんは、ただの幼馴染。それなのに……)
2人が並ぶ姿があまりにも綺麗で、私は胸の奥がチクッと痛むのを止められなかった。
私なんかより、あの大人っくてきれいな先輩のほうが、今の輝いているひなたくんにはお似合いなんじゃないかって、弱気なため息がこぼれそうになる。学校での彼との距離が、昨日よりもずっと遠く感じられて、私はただノートを見つめることしかできなかった。
次の日の昼休み。またしても4組の教室の入り口に、あの綺麗な秋元先輩が姿を現した。
先輩の手には、学園祭の大きなパンフレットの束。ひなたくんは「あ、はい! すぐ行きます」と爽やかに立ち上がると、先輩の荷物をすっと持って、2人で並んで廊下を歩いていく。
「やっぱり、あの2人って付き合ってるのかなぁ」
「学園祭の実行委員も一緒だし、お似合いすぎて誰も入れないよね」
クラスの女の子たちのコソコソ話が、いやでも耳に入ってくる。
お祭りの指輪を首から下げて「りあだけ」って言ってくれた放課後のひなたくんと、学校で完璧な王子様として秋元先輩の隣にいるひなたくん。
(私とひなたくんは、ただの幼馴染。それなのに……)
2人が並ぶ姿があまりにも綺麗で、私は胸の奥がチクッと痛むのを止められなかった。
私なんかより、あの大人っくてきれいな先輩のほうが、今の輝いているひなたくんにはお似合いなんじゃないかって、弱気なため息がこぼれそうになる。学校での彼との距離が、昨日よりもずっと遠く感じられて、私はただノートを見つめることしかできなかった。


