学園一の完璧王子は、私にだけ【冷徹な本性】を隠さない。

 そう言って、蓮先輩は私の肩に顎を乗せて、すっかり甘えた声を出す。
 学校のみんなが知っている完璧な生徒会長は、私だけの前で、世界一わがままで、世界一甘い男の子になる。
 
 嘘つきで冷徹な悪魔の檻に閉じ込められたはずの私は、気づけば、誰よりも幸せなシンデレラになっていた。
 学校中を騙す、嘘つきで完璧な王子様。
 だけど、私にだけ見せるその本当の素顔は——世界中の誰よりも一途で、私にだけは甘すぎる、最高の彼氏でした。
(おわり)