学園一の完璧王子は、私にだけ【冷徹な本性】を隠さない。

 放課後、いつものように生徒会室のドアを開けると、そこからは完全に2人だけの秘密の時間。
 カチャリと鍵が閉まった瞬間に、先輩は後ろから私の腰に腕を回して、ぎゅっとバックハグをしてくる。
 
「あー、やっと2人きり。凛、今日もお疲れ様」
「ひゃっ、先輩、まだ仕事が残ってますよ……っ」
「仕事なんて後。今日、クラスの男とまた話してたでしょ。俺、一日中ずっと我慢してたんだから……ご褒美ちょうだい?」