学園一の完璧王子は、私にだけ【冷徹な本性】を隠さない。

「俺以外の男を見るな。お前を近くに置いたの、本当に口封じのためだけだと思ってた?」
 先輩の顔が、あと数センチで唇が触れそうなところまで近づいてくる。
 
「……俺はお前が好きなんだよ、凛。俺だけのものになって」
 初めて『凛』って名前で呼ばれて、私の頭のなかの導火線に一気に火がついた。
 学校中を騙す嘘つき王子の檻のなかで、私は完全に、先輩の大きな愛に捕らえられてしまったんだ——。