学園一の完璧王子は、私にだけ【冷徹な本性】を隠さない。

 あのココアの放課後から、私と蓮先輩の距離は少しずつ、でも確実に変わっていった。
 生徒会室での意地悪なやり取りも、どこか特別で、私は放課後が近づくたびにウキウキしている自分に気づいていた。
 学校中を騙す冷徹な悪魔のはずなのに、私のなかで、先輩の存在はどんどん大きくなっている。
 だけど、そんな穏やかな時間は、突然の『雨』によって激変することになる。