学園一の完璧王子は、私にだけ【冷徹な本性】を隠さない。

「からかっただけ。クラスの男と仲良くするのは勝手だけど、生徒会の仕事中は俺のことだけ見ててくんないと困るから」
 先輩はそう言って、悪びれもせずにくすくすと笑った。
 
(な、なんだ……。またからかわれただけなんだ……。私、本当にバカみたい!)
 どこかホッとしたような、でも、胸の奥が少しだけチクッと痛むような、複雑な気持ちのまま、私は残りの書類をなんとか全部片付けた。