学園一の完璧王子は、私にだけ【冷徹な本性】を隠さない。

 そして放課後。
 お昼のあの視線が怖くて、私は昨日以上の恐怖を抱えながら、生徒会室のドアを叩いた。
「……失礼します」
 部屋に入ると、蓮先輩はデスクで静かに本を読んでいた。
 ドアが閉まった瞬間、先輩は本をパタンと閉じ、いつもの冷え切った目で私をジロリと睨みつけた。
 
「……。白石さん、ずいぶん楽しそうだね」
「え……?」
「お昼休み。クラスの男と、ずいぶん仲良さそうにヘラヘラ笑ってたじゃん」
 
 先輩の声は、昨日よりも何倍も低くて、怒っているみたいに冷たかった——。