学園一の完璧王子は、私にだけ【冷徹な本性】を隠さない。

 声をかけてきたのは、同じクラスの男の子で、学級委員の佐藤くんだ。
「あ、佐藤くん! 何でもないの!」
「ふーん? あ、それよりさ。こないだの学年集会の資料、ちょっと確認したいところがあるんだけど、今いいかな?」
「うん、もちろん!」
 佐藤くんは私の机に手をついて、ぐっと顔を近づけながらプリントを広げた。
 明るくて話しやすい佐藤くんとの会話に、私はいつの間にかさっきの緊張を忘れて、自然と笑顔になっていた。