学園一の完璧王子は、私にだけ【冷徹な本性】を隠さない。

 それからさらに一時間。外はすっかり暗くなり、時計の針は午後六時を回っていた。
「……よし、これで全部終わり、です」
 最後のファイルを棚に片付け、私は大きく伸びをした。
 
「終わった? じゃあ帰るぞ。鍵閉めるから」
 蓮先輩はすでにブレザーを羽織り、帰る支度を完璧に整えていた。やっぱり仕事が早い。
 私は慌てて自分のスクールバッグを抱え、先輩の後を追うように生徒会室を出た。