学園一の完璧王子は、私にだけ【冷徹な本性】を隠さない。

頭のなかが一瞬で真っ赤に沸騰して、ペットボトルを握ったままカチコチに固まってしまう。
 そんな私を見て、蓮先輩はふっと口元を緩めると、わざとらしく顔を近づけてきて意地悪く囁いた。
 
「……白石さん。もしかして、変なこと想像して赤くなってる?」
「なっ……! してませんっ!!」
 
 嘘つきで冷徹な悪魔のくせに、どうしてこんなに、私の心臓をめちゃくちゃに揺さぶってくるの……!?