学園一の完璧王子は、私にだけ【冷徹な本性】を隠さない。

「もう限界? 根性ないな」
「限界じゃないです! ちょっと、肩が凝っただけで……っ」
 意地を張って分厚いファイルをバサッと開いた私の前に、カラン、と何かが置かれた。
 
 見ると、それは中身が半分ほど減った、冷たい緑茶のペットボトルだった。
「……え?」
「やる。それ飲んで、さっさと続き終わらせて」
 蓮先輩は、そっぽを向いたままぶっきらぼうに言った。