学園一の完璧王子は、私にだけ【冷徹な本性】を隠さない。

「お、面白がらないでください……っ。お仕事、ちゃんとしてます!」
「ふーん。にしては、さっきから全然ページが進んでないけど?」
 先輩は椅子の背もたれからスッと手を離すと、私の隣の席に無造作に腰掛けた。
 
 長い足を優雅に組み、机の上に肘をついて、ジッと私の横顔を覗き込んでくる。
 いつも学校のみんなに見せている『温かい笑顔』とは違う、退屈そうな、でも私を観察して楽しんでいるような冷たい瞳。