学園一の完璧王子は、私にだけ【冷徹な本性】を隠さない。

「そう。過去3年分の資料の仕分け。今日中に終わらせて」
「今日中って、こんなにあるのに……!」
「口封じの条件なんだから、文句言わない。ほら、早く始めて」
 
 冷たく突き放されて、私は泣く泣く長机の前に座り、重いファイルを一冊ずつ開き始めた。
 部屋のなかに、カサカサと紙をめくる音だけが虚しく響く。
 蓮先輩は自分のデスクでパソコンを叩いていて、こちらを振り返りもしない。
 本当に、ただの罰ゲームだ……。