掴まれた手首が、じわりと熱い。冷たいのに、先輩の体温だけがハッキリ伝わってきて心臓が壊れそうになる。
「明日から毎日、放課後は生徒会室に来て。俺の目の届くところで、口封じにお仕事手伝ってもらうから。……断らないよね?」
抗えない綺麗な微笑みを浮かべて、先輩は私の手首をパッと離した。
これが、私と冷徹な蓮先輩の、ヒミツの始まり。
このときの私はまだ知らなかった。
誰も寄せ付けない先輩のこの冷たい檻の中に、私が一番トクベツな存在として、甘く閉じ込められていくなんて——。
「明日から毎日、放課後は生徒会室に来て。俺の目の届くところで、口封じにお仕事手伝ってもらうから。……断らないよね?」
抗えない綺麗な微笑みを浮かべて、先輩は私の手首をパッと離した。
これが、私と冷徹な蓮先輩の、ヒミツの始まり。
このときの私はまだ知らなかった。
誰も寄せ付けない先輩のこの冷たい檻の中に、私が一番トクベツな存在として、甘く閉じ込められていくなんて——。

